「電源抜いちまうかもう」

だって戻れない。嗚呼。帰れない。嗚呼。時限式カラミティ。

同じ月を見ている【おそ松さん24話によせて】

カラ兄がおそ兄のことを殴った時に
涙がこみあげてきて
そこから声あげてずっと泣いてて
カラ兄がちゃんとしっかりお兄ちゃんやってくれたことも嬉しかったし
でもああいう態度にしか出れないおそ兄の気持ちも痛いほどわかって
今までの関係性や変化がすべて詰め込まれていて。
トド松がきちんとチョロ松のために、兄弟のために怒れたのもよかった。

実は今までを通してずっと気になっていたのが
「おそ松とカラ松だけ外へのパイプがない」ということ。
モブと交流するシーンがないのはこの二人だけだったんだよね。
(チョロはオタ仲間、イチはサンタカップル、
 十四はホームレス、トドちゃんはまぁ割愛で)

だけどカラ松にはチビ太がいた。
チビ太のところに自分から行けたのも
「このままじゃ駄目になる」と自分の口から言えたのもよかった。
弱いところを見せられる相手がいてよかった。
(そしてそのきっかけが5話で、あの事変が結果
 彼に救いの手を差し伸べる人が外部にもいることを気づかせる
 ひとつの契機になったというのが、つらいけど、いい)

数字の民としては、途中まで
十四ちゃんとイチが二人暮らしするんじゃないかと
ほんのちょっぴり期待もしたけど(笑)
きちんと十四松の無事を見届けてあげてから
自分の支度にかかるイチのやさしさが嬉しかった。

イチは本当は弱くなんかない。
というか、あのテの子は、失うものがないんだと
考え方を変えられたら、途端に最強になれるから。
ただその分、ひとりだと自分を痛めつけるまで戦ってしまうから
そんなときにあのモブ彼くんとモブカノちゃんが出てきてくれて
本当によかった。本当によかったんだ。声をあげて泣いた。

トド松。君は自分の弱さを知っている。
それ以上に、自分の強さを知っている。
「兄弟のため」なら弱さを克服できる君が本当に愛しい。
強い自分を知ってるから、本当は甘えたいところを
ポーズ抜きのところでは甘えられない、そんな強い君が好きだ。

チョロちゃん。
君が愛する人との出会いを経て、変わってくれてよかった。
私もがんばる。私もがんばるよ。

こわいんだ。私だって。
もう全部Aパートのトト子ちゃんに刺されたけど
周りはみんな結婚。出産。
まともになんて生きられないなお前も私も、なんて笑っていた悪友が
しっかりと人と繋がり、責任持った仕事に就き、家庭を築いていく。

親が自分を生んだ年齢に近づいていく。
もうすぐ親が定年退職する。
無邪気にタイムカプセルに書いて埋めた夢なんてまるで叶ってない。
一時期は目標もできてそれを追いかけたりもしたけど
いつの間にか純粋な夢と胸の高鳴りは惰性と馴れ合いにすり替わって
チヤホヤされるワナビーの、井戸の中の居心地の良さに沈んでゆく。

SNSでちょっと小粋な自虐ネタを書いて
あるいはそんな人の言葉を引用ばかりして
大丈夫、大丈夫って、気づかないふりしていた。

だって苦しいんだもん。
まともであろうとすることは苦しいよ。
誰かを信じたり、誰かを頼って傷つくのは苦しいよ。
成長するのは苦しいよ。
成長しようとして不格好なのを笑われるより
成長しようとしている人を指さして
冷ややかに笑うほうがずっとずっと楽だよ。

でも、君はそれを乗り越えたんだね。
乗り越えなきゃいけないって覚悟を決めて
誰かのためでなく、自分のために前に一歩踏み出したんだね。

ありがとう。
今度は私が、君に笑われないように頑張るよ。
いつか出会えたら、対等な立場で笑いあえるように、私も頑張ってみる。

兄弟たちは月を見ていた。
空はぜんぶ繋がっているなんて
そんなクサいこというのは恥ずかしいけど。
君たちは、やっと「6つ子のひとり」ではなく
「ひとりの人間」になることを選んだんだ。

そして。
おそ松兄さんのアイデンティティは「6つ子の兄」だったわけだけど
それを構成する「弟」たちがはがされたとき、彼には何が残るのか。
EDが胸を締め付ける。
さわやかジャスティス、松野おそ松。

イヤミがキーになるかな、とは思うけど
そのイヤミをチョロちゃんの運転手で出した以上
今度はおそ兄がひとりで戦うのかもしれない。
お兄ちゃん。君の手には何が残るのだろう。
君は何を選ぶのだろう。



ありがとう。
君たちが前を向いてくれてうれしかった。
がんばるから。私もがんばるから。
君たちに笑われないために。
君たちと笑顔で出会えるために。

最後を見届ける準備はできた。



【追記】
考察を求めてきた方はこちらの記事へどうぞ
kalpa.hatenablog.com

こんな感情が自分に湧き上がる日が来るなんて思ってもみなかった

チョロ松!チョロ松!チョロ松!チョロ松ぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!チョロ松チョロ松チョロ松ぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!松野チョロ松たんの几帳面に整えられた黒髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!ワシワシしたいお!ワシワシ!ワシワシ!髪髪ワシワシ!グシグシワシワシ…きゅんきゅんきゅい!!
23話のチョロたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
ドラ松2巻発売されるよ良かったねチョロたん!あぁあああああ!かわいい!チョロたん!かわいい!あっああぁああ!
円盤第三松も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!アニメなんて現実じゃない!!!!あ…ドラ松もコミックもよく考えたら…
チ ョ ロ た ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!赤塚台ぃぃぃぃぃああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?第三松のチョロちゃんが私を見てる?
第三松のチョロちゃんが私を見てるぞ!チョロちゃんが私を見てるぞ!パッケージのチョロちゃんが私を見てるぞ!!
アニメのチョロちゃんが私に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!私にはチョロちゃんがいる!!やったよおそ兄!!ひとりでできるもん!!!
あ、「くん」時代のチョロくううううううううううううううん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあ赤塚先生ぇえ!!シ、シェー!!ひじりさわぁああああああ!!!しょうのすけだァぁあああ!!
ううっうぅうう!!私の想いよチョロたんへ届け!!赤塚台の松野チョロ松へ届け!



ひさしぶりにルイズコピペを見かけたので。

おそ松さん人気公式絵どれだろな


f:id:kuga80:20160328025202p:plain
f:id:kuga80:20160328025213p:plain
f:id:kuga80:20160328025937p:plain
f:id:kuga80:20160328025906p:plain

君の門出を素直に祝えない度量の狭い私を許してほしい

人様の23話考察など見ていると
やっぱり私はチョロちゃんの成長を受け入れられてないし
目をそむけていたんだなぁと思いました。

あのブログのエントリ(「私の推し松はチョロ松です」 - 「電源抜いちまうかもう」)は
18話時点でとまっているもので
やっと18話について自分の考えというか気持ちがまとまったのですよ。
19話以降についてはここからです。

続きを読む

「私の推し松はチョロ松です」

どちらのSSF*1でも、トドちゃんは「僕を選んでよ」「(デートを)僕とどう?」って言えるんだよ。でもチョロちゃんは「誰を選ぶ?」「君は誰推し?」としか言えない。僕を選んでと言って断られるのが怖いし、相手の意思で選ばせてからだったら、もし自分が期待外れの行動をしてしまっても「好きで選んだんだよね」って言えるから。松野チョロ松は傷つかないんだ。彼は傷つくことを担保しない。人を平気で攻撃するくせに、自分は安全なところにいようとする。そしてそれに罪悪感や後ろめたさを感じない。なぜなら「正しいことしかしていない」から。でも彼は傷つかない代わりに愛されもしない。コミュニケーションてそういうものだ。そんな生き方をしてきた彼が、あのレースでいざ誰かから必要とされた瞬間に見せた「本当は人に認められたかった、必要とされたかった、愛されたかったんだ」という感情が、こんなにも私を彼に夢中にさせる。夢嗜好として私が彼に惹かれるのはここで、私がいっぱい傷ついてあげるから、いっぱい君も傷ついてよ、という気持ちになる。チョロちゃんがトドちゃんに当たりが強いのは、傷つくことを恐れずに「僕を選んで」と言える強さがうらやましいから、という部分が絶対どこかにある。チョロちゃん本人はそのことに気づいてないし、逆にトドちゃんはそれをわかっていると思う。乗り越えさせてあげる義理がないから指摘しないだけで。人への悪口の内容が、自分が一番言われたくないものになるのだとしたら、チョロちゃんがトドちゃんに放った「いらない存在」という言葉は、本当になんというか、もう。ちなみに実は、私が一番幸せになって欲しいのはトドちゃんです。一番幸せにしてあげたいのがチョロちゃんなんです。数字ちゃんはもう幸せでしょうという判断です。こんなことを書いててひとつ気づいたのは、あのレースでうっかりトップに躍り出たチョロちゃんが弟たちに担ぎ上げられた時、もしも「当然だよね僕が一番まともだもんね」とかいう反応をしていたなら、決して私はチョロ松推しにはならなかったということ。

いろいろと妄言を垂れ流したけど、かなり主観と思い込みが混ざってると思う。自分のまとめ用なのでまた改めてちゃんと見返して考え組み立て直す。(こういうのわざわざ言って予防線張っちゃうメンタルがね、ホント人のこと言えないやつだよね

あと今だから言うけどこれ書きながら推しが好きすぎて泣いてた。
気持ち悪いオタクだな!

チョロ松がTwitterに登録した2010年のSNS事情

22話の影響であつトドが盛り上がる二次創作界隈。
一松がブラックサンタとして絡んだカップルの彼氏君など
モブたちが話題に上がっています。

ところで、みんな忘れがちだけど、
チョロ松もライブ会場で
一緒にオタ芸打つくらいの仲間はいる
(あるいはオタ的コミュニケーション力がある)し
一応フォロワー3桁なんだよ。

というわけで、今日はチョロちゃんのTwitterについて。

f:id:kuga80:20160314005619p:plain:w350

チョロちゃんのツイッター、2010年11月登録ってのがすごい、いい。

ちなみに2010年ってまだスマホの普及率が1桁の時代で、SNSmixi全盛期。
この頃からツイッタをオタ活に使えてたのなら
根がギークの可能性は高い。気がする。(願望

2010年スマホ普及率

f:id:kuga80:20160314005703p:plain:w350

ちょっと時期がずれるけど2011~2013年のSNS利用者数

f:id:kuga80:20160314005714p:plain

現在のアニメ『おそ松さん』の西暦が2015年だと仮定すると2010年は5年前。
彼らがいま25歳前後だと仮定すると、ちょうど成人する頃に始めた感じですかね。

大学には行ってなさそうなので、すでにニートでしょうか。
となるとクラスメイトや同世代の
交友関係がきっかけで、ということもなさそうです。

「2010年ならもう結構みんなTwitter使ってたでしょ」
という意見も散見されました。
うーん、確かに。実は私も使ってた。*1

ちなみに2010年のTwitter上の話題はこんな感じ。

ascii.jp
f:id:kuga80:20160314011829p:plain:w350
f:id:kuga80:20160314011907p:plain:w350

あぁ、懐かしい……。

f:id:kuga80:20160314015137p:plain
mixi, Twitter, Facebook 2010年9月最新ニールセン調査 〜 Twitterが1100万人超、Facebookも200万人超:In the looop:オルタナティブ・ブログ

この数字を見ると、むしろ2010年がTwitterへの転換期だったのでしょうか。
ただ、まだニュアンスとしては「若者に話題の新世代ツール」という感じで
ひとり1アカウント(あるいはそれ以上)持ってる、という具合ではなかった記憶。
新しいもの好きの企業や芸能人が使い方を模索している時期でした。*2

新しいもの好きのトド松ならともかく
保守的思考のチョロ松がこんなものに手を出すとしたら
「女の子(アイドル)のため」でしょう。

Twitter画面はパソコン仕様ですが
チョロちゃんがわざわざデジカメで自撮りしてアイコンにするとも思えないので
ガラケー時代にアカウントを作った感じでしょうか。
高校時代は学校や部活の関係でガラケー持たされてたとかだったらいいな。

あるいは、トッティに撮ってもらった写真を
なんらかの方法で送ってもらった可能性もありそうです。
(ただアカウントは絶対に教えてないと思う)
(でもチョロはトッティのインスタのアカウントとか知ってそう)

完全に個人的な趣味の話になるのですが
チョロちゃんはギーク……というより
自分が興味ある分野を調べるためのスキルだけ妙についてしまった
パソコンの大先生」だったらいいなぁ、と思います。

  • タイピングは人より少し早い。ただし数字や記号などは見ないと打てないという中途半端ぶり。
  • C言語を習得しようとしたがポインタ手前で既に挫折。そのくせ、某掲示板のプログラミングスレではfor(i=0;i<=100;i++) {printf("逝ってよし\n");}みたいな書き込みをして自分はプログラミングを知ってるんだぞとアピールする(何故かfor文を使いたがる)。
  • office系ソフトの知識はとても中途半端。excelでセルの足し算だとか簡単な関数などは知っているが、相対参照とか言われても理解できない。
  • デスクトップ改造とかに興味があるからレジストリを少しいじれる。だけどレジストリが何なのかは知らない。
  • パソコンの大先生っぷりをアピールをするために、ネットワーク不調の際は「ping」とか「ipconfig」をDOS上から打って調査しているフリをする。ただし理解できる情報はIPアドレスだけ。
パソコンの大先生とは - はてなキーワード

その結果の「トリプルクリック」だとしたら、なんというかもうごちそうさまです。

話はそれるけど、今この項目から想起される
いわゆるニートや無職を思い描いてて気づいたけど
6つ子たちは就寝時間はきっちりしてるから
ニートでも人間的生活を送れてるんだなぁ。

しかしそれにしても、遅くとも20歳ごろからアイドル追っかけしていたとすると
5年以上はそんな活動をしていたことになるので
今さらお兄ちゃんに「意外な一面」と思われたんだとすると
どれだけ弟のこと気にしてなかったの……という気もしないでもない。

松制作チームがどんな意図をもって
「2010年11月登録」としてきたのか。
非常に気になるところです。

*1:出身学部が情報系なので、この頃の同世代のSNSの標準的な普及率がイマイチわからない

*2:東日本大震災があって、緊急時のコミュニケーションツールとして一般人にも普及した印象

#ふぁぼ来た数だけちょっと作りたい同人誌のタイトルとあらすじを書く

#ふぁぼ来た数だけちょっと作りたい同人誌のタイトルとあらすじを書く
ログ。

①『僕と百合敷く寝室で』
(四男とオールキャラ/シリアス?)
敷き詰められた百合の中で寝ると
安らかに死ねるという都市伝説を知った四男が
「僕と一緒に百合を敷き詰めた部屋で一晩眠ってよ」と
兄弟それぞれに口説いてまわる話。

②『だって僕には』
(四男主役捏造高校時代・末弟視点/シリアス)
思春期にありがちなぶつかり合いを兄たちが庇いすぎたせいで
家族のコミュニティから出られなくなった四男の姿を
見てるだけで何もしなかった末弟が振り返る。

③『松野さん家のご近所散策』
(ガイドブック)
6つ子が吉祥寺を案内するガイドブック。
はらドーナッツを数字ちゃんが食べたり
ハーモニカ横丁で長兄が潰れてたりする。

⑤『きょうで卒業』
(BL末弟→次男)
小さい頃、満開の桜の下でこっそり次男にキスされたことを
ずっとずっと大事にしていた末弟が
何度目かの桜の散る季節に、すべて忘れてしまおうと決心する。

④『松野チョ□松さんはカップ麺を許さない』
(三男夢)
恋愛対象外な干物女と出会った三男が
はじめはしたり顔で生活態度や「なってなさ」を批判するが
だんだん仲良くなって公園で金麦飲んだりする話。

⑥『こじゅうととととと!』
(夢/ギャグ)
次男さんに嫁入りしたら、五者五様の小舅が待ち受けていた!
松野家嫁入りコメディ。

⑦『きみの望んだ』
(サイバー/シリアス/死ネタ)
いらない子発言のあとに不慮の事故で亡くなってしまった末弟と
その事実を受け入れられず虚空に見える末弟の幻にずっと話しかける三男。