「電源抜いちまうかもう」

だって戻れない。嗚呼。帰れない。嗚呼。時限式カラミティ。

結城友奈は勇者である イッキ見感想ブン投げ

結城友奈は勇者である』を一晩でイッキ見してしまった。
評判通りなかなか面白く、満足。
女の子がね「もう死ぬしかないじゃない」「それでも戦わなきゃ」って
傷つけあいながらどうしようもない世界を生きていく作品が好きなのです。

結城友奈は勇者である 6 [Blu-ray]


風先輩がすごく好き。
カッコよく(あるいはカッコ悪く)頑張れる子大好き。
あれだな、お調子者が好きなんだきっと私。
だいたい「それだけじゃない」からね。
振れ幅のあるお調子者キャラが好きなんだな。
9話が本当に泣けて泣けて泣けて
鼻腫れて息苦しくなったレベルだった。
誰かのためを思った結果が裏目に出るのつらすぎるし
相手はそれを受け入れてるけど自分が自分を許せないってのが、もう。たまらん。

東郷の車椅子の生活の描写が丁寧であればあるほど
身体の機能を失うということが人生において
どういうことかのリアリティが出るなぁと。
水着回での介助のお姉さんとかね。
リアリティでいえば、友奈の家族が全く出なかったことは
ちょっと違和感あったかな。
どうしてもまどマギと対比して見ちゃうけど
まどかの家族ってけっこう大きな存在だったなってのあったから。
犬吠崎姉妹や夏凜の暮らしが出る分、もう少し見たかった気はした。

あと、またまどマギとの比較になっちゃうけど
やっぱりほむらと東郷・まどかと友奈をどうしても重ねちゃうよね、っていう。
システムを壊すしか救済はないじゃない!→でも日常を守りたいよ、っていう流れ。
逆説的に、まどかホントすげぇことしたよなぁと思った。
ゆゆゆはゆゆゆで別の部分が好き。

記憶なくなるのホント残酷すぎてつらいからやめて(いいぞもっとやれ)
鷲尾須美シリーズ読みたいなって思った。
まどマギとの類似点の話をすると(別に批判じゃなくて構造について整理したいだけ)
システムによって搾取された成れの果てを知ることで
システムを破壊しようとする、という流れかな。
「世界が滅びてもいいから私はあなたと共にいたい」という点も
東郷がほむらを想起させる部分かも。
まどマギ見返したくなってきた。

だいたいこういう作品における
主要キャラクターのパターンが見えてきたかなっていう。

①ほんわかアホの子真っ直ぐ主人公
②クール頭脳派ヒロイン(でも実は一番情で動く)
③ムードメーカーお調子者率先者
④弱気引っ込みサポート娘
⑤プライド俺様ツンデレっ子
⑥おっぱいおっとりお姉さん

たとえばまどマギだと
①まどか ②ほむら ③さやか ⑤杏子 ⑥マミさん
って感じだし。

がっこうぐらし!なら
①ゆき ②みーくん ③くるみ ⑥りーさん ④めぐねぇ
かな。かなり乱暴な分け方だけど。

にしても、ああいうのの日常パートのハッ!Σ(0ω0o)みたいなやつとか
よくわかんないフワフワギャグ、なんなんだろねあれ。わりと苦手だ。
ギャグというより演出?うすら寒く感じちゃうのかも。文化の違いなのかねぇ。

OPの「いかなる時も生きて」という言葉が好き。
ホシトハナ→バーテックスと勇者?
真実についての言及は、11話で東郷が知った「結界の外の世界」
あるいは「神樹に利用されている」ということか。
花の演出よいよね。すごく好き。花が散る美しさと残酷さと。

とりあえずかなりツボにハマった作品だったので
派生にもボチボチ様子見つつ手を出していけたらなーと思います。