「電源抜いちまうかもう」

だって戻れない。嗚呼。帰れない。嗚呼。時限式カラミティ。

プレゼント

むつごが私にくれたもの 月曜夜中の笑い死に
むつごが私にくれたもの 同人イベント行く勇気
むつごが私にくれたもの たまったメイトのポイントカード
むつごが私にくれたもの 推しと地雷という概念
むつごが私にくれたもの スカイプ始めてみる契機
むつごが私にくれたもの アニカフェ予約の予備知識
むつごが私にくれたもの 愛しい自作の痛いバック
むつごが私にくれたもの 明日も会社に行く元気

大好きだったけど 最終回くるなんて
大好きだったけど 最後のオンエアー
bye bye my sweet matsuno 全力待機するわ

おそ松さんOP曲に共通する「食べる」ということ

もう語り尽くされてそうなことだけど
『はなまるぴっぴはよい子だけ』にも『全力バタンキュー』にも
「食べる」比喩が出てくるんだよね。

ぴっぴは「よろしくおあがり」で
全バタは「いざナイフとフォークで いただきます」なんだけど。
ぴっぴは提供する側で、逆に全バタでは出されたのを食べて「満足だ」と。

全バタの「いざナイフとフォークでいただきます」
という歌詞はずっと引っかかってて。
この曲、怒涛の死語祭りなのにここは元ネタが見当たらないんだよ。
つまり、死語がらみでなくても「食べる」描写を入れる
意味というか、意図があったんじゃないかなぁと。

食べることは生きること、というのは私わりと一貫して持ってる見方で
それとは別に食事は「消費」の象徴だとも思っている。
結局切られて刺されて食べ散らかされる運命なんだけど
それでも血と肉になりましたか?なりましたよね?と言う
問いかけだったら面白いなぁという、深読みとも言えない妄想。

だって本当にわざわざナイフとフォークって言う理由がピンとこないんだもん。
逆に言えば、何故箸やスプーンでは駄目だったのか。
そう考えるとナイフは「切る」、フォークは「刺す」という動作があるんだよね。

あ、でもよくよく考えると「おそまつさん」という言葉は
普通は提供した側のセリフだな。
となると、食べてもらえたことに対する「満足だ」の可能性もあるのかな。

やっぱりこの2曲に共通するキーワードには
身を切って私たち視聴者(=消費者)を満たすという
比喩があるのかもしれない。


ちなみに、もし何か私の気づいてない元ネタあるようなら教えて欲しいです。

松にハマった過程を今のうちに振り返る。

初めて見たのは昨年末。年末年始にアニメを一気見しようと思って
dアニメストアに登録したのがきっかけだった。
本当はゆゆゆを見ようと思っていたのだけれど松が目に止まり
viratter*1などでたびたび「ご当地ぴっぴ」を見かけていたこともあり
リアタイでアニメを追いかける気力はないけど
ちょうど放送終わるころだろうし、と気軽に見てみた。
(その後12話まで見て「2クール目あるんじゃねぇかあぁぁぁ!」と叫んだのは内緒)

主題歌がすごく気に入った。ポップなのにアンニュイで物憂げ。
OPアニメも彩度抑えめのポップな感触。

本編は、1話は「これviratterとまとめで見たやつだ!」という感じ。笑
2話はとにかく握手会を妨害した兄さんが許せなかった。
あと、ここだけの話、会話が成立しないカラ松にすごくイライラしていた。

推しを見つけて楽しむアニメだと勝手に認識していたので
「誰だろう、消去法でチョロ松かなぁ」という感じ。
この時はあくまで消去法。まぁ一番喋ってたしね。

作品自体にあんまりピンと来てはいなかったんだけど
オープニングの曲が好きで、またあれ聞きたいと思い
次の話、次の話と見るうちに5話で数字にズッキュン。
一松の自己評価の低さとそれの現れ方なんかにも共感できて
どんどんとハマっていった。

最初のほうは6つ子の見分けがついてなかったのだけど
(アニメ自体ここ数年ほとんど見てなかったので声でも判別できず)
パチンコ警察でズタボロにされていた男の子が末弟だと気づいたとき
その権力による理不尽な暴力が本当に腹立たしかった。

逆に5話のカラ松事変はギャグとして笑ってしまって
一通り1クール目見終わってから
「そういえば扱いがひどいって炎上してたのって何話だったんだろ?」
となったぐらいのレベル。今でもあんまり実感としてピンと来てはいない。
いま思えば、トドちゃんには味方がいなかったのがつらかったのかも。

私はいわゆる日常系アニメが得意でなく
「なにが面白いのかわかんない」と思ってたんだけど
ここまで松にハマってしまったのは
彼らは「愛してるのに」「愛してるから」「殺しあっている」というのが
理由じゃないかと自分では分析してる。

彼らは生きるため、自分の領分を守るため
負の感情をぶつけ合い、貶めあっていた。
心の動きと「アクション」「リアクション」が確かにそこにあったから
見ていて楽しかったんじゃないかな。
何か大層な目的があるわけでもないくせに
彼らは「生きること」に必死だった。真摯だった。

それを包むパッケージとしての
オープニングや背景美術に垣間見える
“不完全な世界”のほの暗さ。

「この世に要るのはよい子だけ」という歌詞や
口から鳥や魚を吐いて崩れ落ちる6つ子。
心を動かされながらも言語化できないで悶々としていた私は
数々の考察ブログさんに助けられた。

社会に適合できなかった者として
6つ子に親近感を抱いて見ていたけど
途中から、彼らのほうが年下だということを受け入れたら
見方も感じ方も変わった記憶。

松と「視聴者と作品」という距離感のままで接することができていたら
また違った発見や感情の変化があったのかも、と思いつつ
それでも渦中に飛び込んで、友人ができ、グッズやゲームで盛り上がり
実況をし、イベントでワイワイできたのは
本当に今までにない体験で楽しかった。
楽しいのが一番だね。

初めてアニメ雑誌なんかも買って
インタビューを読んでは、本当に総合芸術だなと思ったり。
ひとつの作品をここまで掘り下げて考えたことがなかったからいい体験だった。


とりあえず、今なう最終回イブイブの時点での
自分が松にはまった理由考察、自分用書き残し。

*1:人気のつぶやきを教えてくれるツイッターアカウント。@viratter

踊らにゃ損損 最終回予想

リアタイのアニメ視聴の楽しみの一つに
次週までに展開を予想してワクワクするというものがあると
松に教えられた今日この頃。


何度か「24話と25話は続き物」という説を主張して
現実になってちょっとガッツポーズしたものの
まさかのこんな展開とは予想だにしておらず
結局見事に致命傷をくらいました。
もっと「地球に危機が!」的なやつのつもりで言ってたよ。

就職するのは普通のことだよ。めでたいことだよ。
だけどあの子たちが普通に暮らすことの難しさを、私たちは知ってる。
それでも補完しあって、支え合うことで笑っていた彼らが
ひとりぼっちで、本当に頼りたい人に頼ることも縋ることも甘えることもなく
身を守る術も知らないまま生身で傷ついてるのが、つらいんだよ。

というわけで、最終回どんな展開なら納得できるか考えた結果

  • のし上がってパワハラリーマンになった三男
  • 一人暮らしで生活サイクルが狂いブクブクになった末弟
  • チビ太のおでんを全国展開する社長になるがイタさが抜けない次男
  • コツを掴んだら上手く行き過ぎてアヤシイ商品の製造長になった五男
  • プロホームレスの長になり河原を治める四男

そこにプロニート極めた長男が
「お前ら結局クズだなぁ!ははっ!」て来て
みんな再会して笑い飛ばしてくれれば
なんかなんとなく受け入れられるなと思いました。

よく考えたら現実がエグくても、笑えればこわくない。

……なごみですね。
なごみのおそ松ー!帰ってきてー!!


彼らの努力は無駄になってほしくないし
だからと言って苦しい現実を
生身の人間として生きるのも見たくないなぁというのが
いまの正直な気持ちです。

ちなみに個人的には、二期はあったらうれしいけど
きれいにひとつの作品として2クールで完成されるようにも思えるので
最終回で完結+OVAか劇場版を希望。


最終回、主題歌は何が来るんでしょうね。
個人的にはOPなし→EDぴっぴフルコーラスな気もしますが。
松はOP映像には手を入れてこなかったから大丈夫だとは思うけど
全バタで走ってるのおそ松兄さんひとりだけとか
逆に5人が走って前に進むのに兄さんだけがいないとかなったら
ホント胸が苦しくなってしんじゃうなと思います。
ソース掘り返せなかったけど、新曲くる可能性もあるんだよね。


まぁカラ中さん*1もツイッタで
「誰も予想してないだろうなぁ」「俺らも???だったもんな」
と言ってるし、鮮やかに裏切られるだろうから
あーだこーだ考えてもしょうがなさそうではありますが。

とはいえ、今踊れるのは半年一緒に走ってきた人の特権だ!
盛大に踊っときましょ。

*1:前ジャンルの習慣で○○の中の人を○中さんと呼んでしまうのだがこれはメジャーな呼称ではないのかね?

おそ松さん24話について みなさんの考察まとめ

24話の考察を求めて当ブログを訪れて下さってる方が多いようなので
現在私がTLで見かけた発見・考察をまとめてみました。
埋め込みツイにするか迷ったのですが
個人の特定を避けたい方もいらっしゃるかと思い、内容のみ抜粋させて頂いてます。
「これは私の考えだからちゃんと出典を表記して!」という方は
@9ga80_klpまでご連絡いただければと思います。

チョロ松の壮行会~見送り

チョロ松の壮行会で、カラ松は
場を仕切り、二度目の乾杯の音頭を取り
チョロ松の隣を距離近く陣取り続けた。
これは今までおそ松がやっていたことで
それを彼が今できないことをわかって
仕切りも仲裁も制裁もカラ松が行ったのではないか。

十四松がふざけて「見て見て」と呼びかけた時点で
おそ松以外の家族からはすでに注目されていたので
様子のおかしいおそ松を笑わせようとしていたのではないか。
また、水芸は十四松が彼女を笑わせようとしたときにやっていたものなので
彼は人を笑わせたいと考えたときにこの芸をやるのかもしれない。

十四松がぶつかる前から
カラ松は十四松をたしなめていたが
三度目にぶつかる直前だけ語気を強めていた。
おそ松の臨界点をわかっている。

カラ松はおそ松を殴ることで
矛先を十四松から変えただけでなく
弟に手をあげてしまったおそ松も守った。
わざわざ玄関から連れ出したのは
目の前で喧嘩を始めたら十四松が責任を感じて胸を痛めるから?
止めに入ろうとしたチョロ松を制したのは一松。
カラ松への信頼が窺える。

6話イヤミの大発見回で、イヤミのハタ坊に対する理不尽な暴力を
「それはないだろ!」と咎めたおそ松。
おそ松の十四松に対する苛立ちからの暴力を
「よせ」と咎めるカラ松。

寿司のマグロの赤はおそ松の暗喩?

おそ松が醤油を取ってもらった後に手を伸ばしたのは玉子。
醤油を使いたかったわけじゃない。

寿司はサビ抜き。

23話の灯油で心の声だけで言い争っていた演出と対比的。

おそ松は「行くな」とは言えなかった。

ポーズであっても、一番現状に危機感をいだいて
どうにかしたいと考えていたチョロ松から就職できた。
これが他の兄弟からだったら彼の空回りということになるので
制作陣は彼の努力は無駄ではなかったと描いた。

チョロ松を見送るとき、カラ松は
おそ松を殴った右手を見せないようにしていた。

イヤミの「人間は変われない生き物」という台詞。
そう言っているイヤミ自身は、昭和の時代と違い家も車も持っている。
しかしあるいは、昭和の栄光を引きずる役目を負わされたキャラでもあった。

昼間に家を出て、寮につく頃には夜になっていたので
距離的に一番遠いところにいる可能性が高い。

トド松の一人暮らし

トド松がおそ松を殴るのに使ったパンフレットは
10話イヤミチビ太のレンタル彼女回で
おそ松が「熱海行こうよ」とチョロ松を勧誘していた時のもの。

勝ち目のない戦いはしないと宣言していたトド松が
おそ松に歯向かった。

圏外なのは料金が止められたから?
山奥を選んだという可能性もなくはない。
(しかし家を見に行く描写があったため、近所の可能性の方が高い)

間接ケツは無理!と言っていたトド松が
ボロアパートで共同生活をしている。

すぐに家を出るために
ゼロゼロ物件や保証人不要の物件を選んだ結果
あのようなボロアパートになったのでは?

カラ松の自立と就職活動

チビ太に頼み込むときに
「ここままじゃ俺達六つ子は、いや、俺はダメになる!抜け出したいんだ!」
と言っている。“俺達六つ子”から“俺”と言い直した。

クソタンクトップの顔の向きが
以前の釣り堀シーンに出たものと逆向きなので
最低でも2枚は用意がある?

履歴書の写真で斜めに構えている。
電話番号とメアドがあったので、携帯電話を持った?
(チビ太は店にいることが多いので固定電話はなさそうと推測)

履歴書の住所が、13話面接回の十四松の履歴書の住所と同じ。
→実家の住所を書いている?

十四松の職場と怪我

ホワイトボードで説明を受けるシーンで
横に積んであるダンボールのテープに「呪呪呪呪…」の文字。*1

ホワイトボードには
「Aルート」「Bルート」「フラグ回収」の文字。

十四松は腕に怪我をすることで野球を奪われた。

スリッパではなく靴を履いていた。
つなぎも口元を隠さずに着ていた。

今までは骨折も出血もすぐに治っていた
 →もうギャグマンガの住人(赤塚の子)ではない?

十四松は腕に怪我した状態で「深夜に」帰ってきた。
怪我した状態でなお働かされてる労働環境

十四松は右手を骨折して吊っていたが
左腕も服が破かれていた。
また、ボロボロになっていたのは作業着ではなくつなぎのため
勤務中の事故でなく終業後に何かあった可能性も高い。

今川焼

今まで半分ずつにして食べてきた3個の今川焼を
松代(あるいは松造?)が買ってきたと思われる。
一松は今までと同じように、兄弟のために半分残す。

一松の旅立ち

一松が路地裏の野良猫に「餌をやる」明確な描写は今回が初めて。
サンダルではなく靴を履いていた。

一松が家に残っていたのは十四松のため、
一松が家を出たのはおそ松のため?

歩いていた街並みの中に
『実松さん』で出てきたのと同じおでんセール。

腹が減ってふらついた一松を助けたのは
11話で彼がブラックサンタとして絡んだカップル。
猫とではなく人間と生きていく描写?
(カップルがブラックサンタのせいで別れてなくてよかった)

背景で映った中華屋は2話で6つ子がバイトしていた店?
→確認したら違った(2話は中華屋、24話はラーメン屋)

もしも兄弟間で新居の住所を互いに交換していない場合
住んでる場所を知っていて会いに行けるのは一松→十四松だけ?
(デカパン研究所の場所に行ったことがある兄弟は一松と十四松のみ)

チョロ松の職場

デスクの上にイヤミの顔がついたボールペンがある。
車の中でもらった餞別?

接待?ではたかれるシーン、上司や偉い人は食事をしているが
チョロ松は箸すら出していない。
壁にかかっている掛け軸が「苦」と読める。

兄弟たちの自立の順番と描写

布団の順番がおそ松に近い兄弟から去っている。
カラ松が去ってからは、布団の両端と真ん中にしか
人が寝ていない時期があった。

全員パーカーではなく私服で立ち去った。

トイレに一人で行けるようになったトド松。
就職活動をするカラ松。
電話に一人で出れるようになった十四松。
今川焼を半分残した一松は依存を捨て、家を出る決心をした。
兄弟たちの変化の描写に全てチョロ松の影がある。

もしも最初のチョロ松を
おそ松が「せいぜい頑張ってきな!」と送り出せていたら
他の兄弟たちも家を出るということはなかった?

イヤミはチョロ松を送り、チビ太はカラ松を居候させ、
デカパンは十四松を引き受け、ハタ坊は十四松と同じ職場で、
ダヨーンはトド松と同じアパート。
おそ松はトト子ちゃんを拒んだ。
公式サイトにキャラ紹介のあるサブキャラはすべて登場済。
(聖澤は公式サイトに紹介なし)

兄弟が見ていた月

6つ子たちの世界の月はすべて三日月で
満月は『実松さん』の時にしか出てこなかった?(未確認)

満月に願いを捨てる、という習わしがある。
満月は「満了」を意味するので
願いを手放すのに適しているそう。

時間経過

月を見上げるシーンは
同じ月を見ているというだけでなく
ひと月ふた月と流れゆく時も表している可能性?

・トド松が出ていくときはハーフパンツ
 (殴られた痣が残っているのでチョロ松のすぐあと)
・カラ松タンクトップは夏?
・一松行き倒れは確実に冬(カップルの格好)

↑しかしカラ松の服装は季節感を無視している可能性も高い

残されたおそ松

24話Bパートを通じておそ松の表情が描かれたのは
十四松に激昂するシーンと
手紙が届いたと声をかけられたシーンのみ。

両親とおそ松しか家に残っていないのに
食事は両親のいるテーブルではなく一人で円卓でとっている。

赤塚先生の写真がおそ松の頭上に移動している。

トト子ちゃんに誘われても立ち去るおそ松。
「トト子ちゃんが好き」というよりも
「トト子ちゃんを6つ子みんなでチヤホヤする」ことを楽しんでいた?

おそ松が22話後の予告で「次が最終回」と言ったのは
24話で兄弟がバラバラになる前に終わってしまいたかったから?

チョロ松の手紙

チョロ松は一番最初に家を出たから
兄弟たちの変化を知らない。
みんなまだ家にいると思って手紙を出している。

「みんなの顔を思い浮かべた」というのが
兄弟から離れてもやっていけるか、という解釈か
兄弟に邪魔をされるんじゃないか、という解釈かで
ニュアンスが変わってくる。

『おそ松さん』2話を実質的な物語の始まりとした場合
一番冒頭のシーンで、カラ松は釣り堀で魚に手紙をしたためている。

今までのおそ松の発言

「そんなん言ったら俺だって一人っ子がよかったわ!」という
2話での発言が、実質叶ったことになる。

「お前らといるの飽きちゃった」
「みんな一人暮らしとかしたら?」と22話神松で言っていた。

最後まで残ったのは一松だったが、2話でおそ松は
「一松、お前だけは俺と遊んでくれるよな」と言っている。
14話では一松と「社会に出てもやっていけるな」「アザース」という
やりとりをしていた。

5話エスパーニャンコでおそ松が出した
「言わなきゃわかんないよ?」という課題を
一松は「これでよかったんだよ、たぶん」と
24話において行動と言葉で返した。

13話事故?回では「チョロ松醤油取って」と言っていた。
おそ松の中では日常に引き戻すための言葉だった?
24話ではチョロ松には言えずトド松に言った。

ED~次回予告

おそ松ver.Fの口説き文句が「ずっと一緒に暮らそうよ」

次回予告「おそまつさんでした」の
「でした」のみが白いのは
さんになって個性がついた6つ子が
また誰が誰でも同じプレーンな存在に戻る暗示?

次回予告で使われていたのがカラ松のテーマ(仮)
→「美しいが実行されない台詞」の象徴の曲ということでは?

→よく聴いたら違った

「いつまでもこんな生活は続けられない」の「こんな生活」は
24話の兄弟が離れ離れになった状態にかかっている可能性もある?

時系列考察

24話の時系列は1話の前の可能性がある?
→「シコ松」という呼び名が出ている以上
  13話以降の時間軸と考えるのが妥当。よってその線は薄い。

*1:「呪」は口に兄と書く、とい う考察も

同じ月を見ている【おそ松さん24話によせて】

カラ兄がおそ兄のことを殴った時に
涙がこみあげてきて
そこから声あげてずっと泣いてて
カラ兄がちゃんとしっかりお兄ちゃんやってくれたことも嬉しかったし
でもああいう態度にしか出れないおそ兄の気持ちも痛いほどわかって
今までの関係性や変化がすべて詰め込まれていて。
トド松がきちんとチョロ松のために、兄弟のために怒れたのもよかった。

実は今までを通してずっと気になっていたのが
「おそ松とカラ松だけ外へのパイプがない」ということ。
モブと交流するシーンがないのはこの二人だけだったんだよね。
(チョロはオタ仲間、イチはサンタカップル、
 十四はホームレス、トドちゃんはまぁ割愛で)

だけどカラ松にはチビ太がいた。
チビ太のところに自分から行けたのも
「このままじゃ駄目になる」と自分の口から言えたのもよかった。
弱いところを見せられる相手がいてよかった。
(そしてそのきっかけが5話で、あの事変が結果
 彼に救いの手を差し伸べる人が外部にもいることを気づかせる
 ひとつの契機になったというのが、つらいけど、いい)

数字の民としては、途中まで
十四ちゃんとイチが二人暮らしするんじゃないかと
ほんのちょっぴり期待もしたけど(笑)
きちんと十四松の無事を見届けてあげてから
自分の支度にかかるイチのやさしさが嬉しかった。

イチは本当は弱くなんかない。
というか、あのテの子は、失うものがないんだと
考え方を変えられたら、途端に最強になれるから。
ただその分、ひとりだと自分を痛めつけるまで戦ってしまうから
そんなときにあのモブ彼くんとモブカノちゃんが出てきてくれて
本当によかった。本当によかったんだ。声をあげて泣いた。

トド松。君は自分の弱さを知っている。
それ以上に、自分の強さを知っている。
「兄弟のため」なら弱さを克服できる君が本当に愛しい。
強い自分を知ってるから、本当は甘えたいところを
ポーズ抜きのところでは甘えられない、そんな強い君が好きだ。

チョロちゃん。
君が愛する人との出会いを経て、変わってくれてよかった。
私もがんばる。私もがんばるよ。

こわいんだ。私だって。
もう全部Aパートのトト子ちゃんに刺されたけど
周りはみんな結婚。出産。
まともになんて生きられないなお前も私も、なんて笑っていた悪友が
しっかりと人と繋がり、責任持った仕事に就き、家庭を築いていく。

親が自分を生んだ年齢に近づいていく。
もうすぐ親が定年退職する。
無邪気にタイムカプセルに書いて埋めた夢なんてまるで叶ってない。
一時期は目標もできてそれを追いかけたりもしたけど
いつの間にか純粋な夢と胸の高鳴りは惰性と馴れ合いにすり替わって
チヤホヤされるワナビーの、井戸の中の居心地の良さに沈んでゆく。

SNSでちょっと小粋な自虐ネタを書いて
あるいはそんな人の言葉を引用ばかりして
大丈夫、大丈夫って、気づかないふりしていた。

だって苦しいんだもん。
まともであろうとすることは苦しいよ。
誰かを信じたり、誰かを頼って傷つくのは苦しいよ。
成長するのは苦しいよ。
成長しようとして不格好なのを笑われるより
成長しようとしている人を指さして
冷ややかに笑うほうがずっとずっと楽だよ。

でも、君はそれを乗り越えたんだね。
乗り越えなきゃいけないって覚悟を決めて
誰かのためでなく、自分のために前に一歩踏み出したんだね。

ありがとう。
今度は私が、君に笑われないように頑張るよ。
いつか出会えたら、対等な立場で笑いあえるように、私も頑張ってみる。

兄弟たちは月を見ていた。
空はぜんぶ繋がっているなんて
そんなクサいこというのは恥ずかしいけど。
君たちは、やっと「6つ子のひとり」ではなく
「ひとりの人間」になることを選んだんだ。

そして。
おそ松兄さんのアイデンティティは「6つ子の兄」だったわけだけど
それを構成する「弟」たちがはがされたとき、彼には何が残るのか。
EDが胸を締め付ける。
さわやかジャスティス、松野おそ松。

イヤミがキーになるかな、とは思うけど
そのイヤミをチョロちゃんの運転手で出した以上
今度はおそ兄がひとりで戦うのかもしれない。
お兄ちゃん。君の手には何が残るのだろう。
君は何を選ぶのだろう。



ありがとう。
君たちが前を向いてくれてうれしかった。
がんばるから。私もがんばるから。
君たちに笑われないために。
君たちと笑顔で出会えるために。

最後を見届ける準備はできた。



【追記】
考察を求めてきた方はこちらの記事へどうぞ
kalpa.hatenablog.com